20期 薬院わいわいワイン部
「ワインは好きだけど詳しくない」「何を選んだら良いかわからない」という、ワインビギナーの皆さんと活動しています。ちょっと知識を持って、味わい方を知り、違いを学ぶための座学や、いろんなワインを試飲しながら、基礎を学んでいます。
なんとな~くワインのジャンルや、味の違いが分かるようになって、自分好みのワインを見つけ、ワインタイムがもっと楽しくなる!味を表現する言葉も覚え「フルーティだね」「ちょっと辛いね」など、“おいしい”以外で味が説明できるようなり、ワイン好きの仲間とコミュケーションが広がっています。
※新型コロナウイルスの感染予防対策を行った上で開催しています
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- 第1回
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ワインに近づく!ワインテイスティングの基本の「キ」を知ろう
第1回目は、「ワインに近づく!」をテーマに、ワインテイスティングの基本を学びました。
初心者のためのなんとな~くワインの知識がつく講座内容その1
1.まずは、グラスに注がれたワインの外観を見ます
POINT.1 【色】ワインの熟成度がわかります。
【白ワイン】
若いワインは「グリーンがかった」色。熟成が進むにつれ「レモン色」「麦わら色」「黄金色」と変化していきます。【赤ワイン】
若いワインは「紫がかったレッド」。熟成が進むにつれ「ルビー」「ガーネット」「オレンジ」と変化していきます。POINT.2 【濃淡】ブドウの品種と産地がわかります。
色が濃いか淡いかでワインをつくるブドウの「品種」や「産地」がわかります。
~グラスをくるくるまわすのには理由が!~
ワインをくるくると回す仕草のことを「スワリング」と言います。ワインが空気に触れることで、より香りが引き出され、味わいがまろやかに変化します。ワインをより美味しく味わうための大切な作法です。
くるくるして、グラスの内側に滴るワインの跡を「涙」といい、これがどれだけ残っているかで、アルコールの強さがわかります
POINT.3 【清澄度】清澄度は、ワインの透明度です。濁りがあればろ過を極力行っていない、うま味のしっかりしたタイプです。
2.香りを嗅ぎます
~香りの嗅ぎ方~
ワインの香りのことをアロマといいます。POINT.1 ワインをグラスに入れて、動かさない状態で嗅いでみます(第1香)
POINT.2 グラスを回して空気に触れさせ、動かさない時と変わった香りを感じてみます(第2香)
ワインの香りの分類は100以上!
香りの印象を言葉で表現するとき、できるだけ具体的な表現ができれば、より伝わりやすくなりますね♪詳しくは『レポート第1回#2』をご覧ください。
3.ワインを口に含んで味わいます
POINT.1 正しい味の利き方
①口に含む量は、「空気を一緒に含める量」が理想。
②息を吸い込んで、ヒュルヒュルと音を鳴らすようにワインを舌で転がします。
③空気に触れさせ、温まって気化したアロマを鼻に飛ばすイメージで、鼻から息を出します。POINT.2 ワインにおける味の種類を知ろう
①甘味・酸味・苦味・塩味
②ボディ
③タンニン(一般的に白ワインには含まれません)味の種類について、詳しくは『公式レポート第1回#3』をご覧ください。
~「口中香」という香り~
食物の「味」を知覚する、喉の奥から鼻に抜ける香りが「口中香」。 口中香から「戻り香の強さ」と「余韻の長さ」を感じることができます。 -
- 第2回
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「ワインを知る!」をテーマに、主なブドウの産地と品種による違いを学びました。
第2回目は、「ワインを知る!」をテーマに、主なブドウの産地と品種による違いを学びました。
初心者のためのなんとな~くワインの知識がつく講座内容その2
1.そもそもワインはどうやって造られるのか
意外に手作業の多い、ワインの醸造過程を学びました。
- 白ワイン
- 白ブドウのジュースのみ
- オレンジワイン
- 白ブドウのジュースと果皮を使う
- ロゼワイン
- 黒ブドウのジュース(果皮はほとんど使わない)
- 赤ワイン
- 黒ブドウのジュースと果皮を使う
2.ブドウの産地(フランス・イタリア・日本)
世界各国でワインは作られていますが、温度、湿度、日照時間、土壌の違いなどにより、適したブドウの品種がかわってきます。
フランスの品種は、管理されていて6品種ほどですが、イタリアは200種以上!地品種として各々の発展・成長を遂げているそうです。
そして近年では、日本でもワイン用ブドウの栽培が進んでいます。
ワインの外観にも産地の特徴が出ることも!詳しくは『レポート第2回#2』をご覧ください。
3.ブドウの品種
<さまざまな品種の特徴>
①ピノ・ノワール
ブルゴーニュ地方を代表する赤ワイン用ブドウ品種。果皮が薄く、小ぶりの果実が密集して小さな房状に実ります。
②シャルドネ
ブルゴーニュで生まれた白ぶどう品種です。多様な気候で育ち、環境への順応性が高いそう。
③シラー
実は小粒で果皮が厚く、青みがかった濃い紫色をしています。そのためシラーから造られるワインは一般的に色が濃く、ボディがしっかりとしていて豊富なタンニンを持つのが特徴です。
④甲州
白ワインに用いられる日本固有のブドウ品種です。原産地及び主要産地は山梨県です。ほんのりと紫がかった果皮を持ち、果実は透明に近い外観が特徴。
白ワインも赤ワインも同様に、涼しい気候の産地で作られたワインは色が淡くなる傾向があり、反対に温暖な産地で作られたワインは色が濃くなる傾向があります。
同じブドウの品種でも、産地によって色の濃さが異なってきます。4.応用編
ワインのラベルの読み方を教わりました!
フランスのワインはボルドーワインと、ブルゴーニュワインで読み方が違ったりしますが、基本的に「いつ・どこで・誰が」造ったワインかがわかります。
5.飲んだ感想をコメントする
今回もワインを飲んで、感じたことをみんなで共有しました!
毎回、リーズナブルで味や見た目の違いがわかりやすいワインを先生が選んでくださいます。 -
- 第3回
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「ワインを見分ける!?」 ラベルを読み、自分の好きなワインを選ぼう!
第3回目はいよいよ最終回。この講座のゴール「ワインのことがなんとなくわかってワインを飲むのがもっと楽しくなる!」ために、最後は、自分の好きなワインをきちんと選べるようになるための学習をしました。
初心者のためのなんとな~くワインの知識がつく講座内容 その3
これまで学んだ、基本的なテイスティングの方法や、味わううえでの観察ポイント。そして、ワインの味わいに関わる様々な条件ついておさらいをしました。
それをふまえ、国・地方でちょっとだけ異なるラベルを読むポイントを学びました。
詳しくは『レポート第3回#1』をご参考ください。ワイン用語
シャンパンやスパークリングワインのラベルに「Brut(ブリュット)」という表記をみかけることはありませんか?シャンパンなどのスパークリングワインは辛口から甘口まで甘辛度が7種類あり、ブリュット(Brut)は、甘辛度の表示段階の「辛口」という意味があります。(この甘辛度は1Lあたりの糖分含有量(グラム)によって明確に分けられ、それぞれ名称があり、下記はフランスのシャンパンにおける甘辛度の規定です)
講座の締めくくりは、この日試飲した5種類のワインの中から、自分の気に入ったワインの“推しポイントを”言葉で表現するために、お店のPOPを真似てボトルタグを作りました。
不思議なことにどれか一つに偏ることなく、みなさん自分の舌と感覚で選んだ1本を見事に表現しました。今回のワイン部は全3回と短期集中講座でしたが、最初に掲げた目標を達成(?)し終了しました!
- 佐藤 圭佑さん
- とどろき酒店
- 「お酒を通して地域を盛り上げる」福岡の元気な酒屋・とどろき酒店の若きワインスタッフ。自然派ワイン(=ヴァン・ナチュール)の虜になりワインの道へ。昨年から稼働した自社ワイナリーではブドウの栽培から醸造までを一貫して学ぶ。
ビギナーにも分かりやすくワイン道を隅々まで語ります。好きなワインは華やかさと陰を兼ね備えた色気のある赤ワイン。
第20期「薬院わいわいワイン部」募集要項
- 活動内容
- ワイン講座(全3回)
(ワインの種類や味の違いを知り、ワインの楽しみ方を学んだ後に試飲会をします!)
- 応募条件
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- 毎回を全力で楽しみたいと考える、好奇心旺盛な方
- 自分の暮らしにプラスを見つける!という前向きな方
- 下記の活動日(全3回)全てに参加できる方
- 公式ブログの記事やSNSを通しての情報発信をしていただける方
- パソコンの基本操作、メールでのやりとりが可能な方
- 20歳以上の男女
- 活動日
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全3回:
2022年9月15日(木)15:00~17:00
2022年10月13日(木)15:00~17:00
2022年11月17日(木)15:00~17:00
- 会場
- 株式会社明治産業
(福岡市中央区薬院1-14-5MG薬院ビル4F)
https://www.meiji-sangyo.co.jp/
- 募集人数
- 10名
(応募多数の場合は、抽選になります)
- 参加費
- 1回1,500円(試飲料含む)
※初回に3回分(¥4,500)お支払いいただきます。
※参加費は、震災復興のための資金として寄付いたします。
- 必ずご覧ください
- あ!めいじんぐ倶楽部(Amebaブログ)