21期 ココロカラフル部
私たちの生活の身近にある『色』についての基礎知識を学ぶ活動です。
「自分に似合う色を知りたい!」「色の持つ心理効果を学びたい!」と集まった部員たちと、色彩の基礎、色彩心理、カラーユニバーサルデザインなどの知識を幅広く学びます。
オリジナルのカラーテストやパーソナルカラーの簡易診断などの体験ワークから、仕事にも暮らしにも役立つ色のパワーを取り入れ、カラフルな毎日を目指します!
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- 第1回
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公式ブログでは、参加部員の活動の様子を楽しくレポートしています。こちらもぜひご覧ください♪
第1回目のテーマは「色を知る」。
色が見えるメカニズムや、人の目に光として感じる波長、人の脳が自然と作り出し見えてしまう心理補色のことを学び、ワークショップでは、光の色相環をつくりました。色の基礎知識
1.なぜ色が見えるのか
色の正体は光の刺激。私たちが普段見ている色は、物自体に色が付いているわけではなく、光の反射によって、その光が目の中に光の刺激として取り込まれます。光の刺激は信号となって脳に送られ、人はその物体の色を認識します。
2.何もないところに色を目にする!?
私たちはときどき、何もないところに色が存在するのを目にすることがあります。それは「虹」です。虹は大気中に残った雫に反射した色の光線です。
光線は波のようで、間が長いものを長波長、間が短いものを短波長と言います。赤が一番長く、青紫が一番短い波長をもっているので虹の一番上の色は赤なのです。また、光線にはたくさんの種類があり、たまたま目に見える「色」という光線を可視光線と呼びます。
他にも、目には見えない赤外線や紫外線、エックス線などの光線もあります。どれも身体に影響を与える光線です。だから、目に見える可視光線にも、赤やオレンジのように食欲が増進される色があったり、青や紫のように落ち着く感じがする色があるのではないでしょうか。これは、光線の波長によるものです。3.色のつくり方
光の三原色 ― テレビやパソコンのモニターなどで作る色
光の三原色は、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3つの光で色を作り出します。赤(Red)緑(Green)青(Blue)の光が全て混ざると、白になります。
※「光の三原色」「加法混色」と呼ばれます。色料の3原色 ― チラシや冊子などの印刷でつくる色
色の三原色はシアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)の3つの色料で色を作り出します。ブラック(キープレート≒黒、墨)も加えて「CMYK」と呼びます。
※「色料の三原色」「減法混色」と呼ばれます。4.色の属性/成り立ち
色は3つの属性で成り立ちます。
- 黄緑、緑、青みどりなどの色味。
- 明るい色か暗い色かという明るさ。
- どのくらい鮮やかか、濁っているか、その色の強さ。
色つくるワークショップ
紙コップと紙、小さな赤・青・緑の3色のライトを使って実験です!
たった3つの色から、試行錯誤しながら全員で光の色相環を作りました。
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- 第2回
第2回目のテーマは、色が「心理や感情に与える印象や影響」。
私たちの社会の中で、色がもたらす効果や役割から、状況に応じて色を選ぶことの大切さを学びました。見え方の違いと、感じ方の違い
1.色彩心理とは?
社会の中では、色を「区別」することや、言葉や形を使わずにイメージを与えるために使ったりしています。
赤…情熱、強さ、興奮 青…安心、落ち着き、誠実さなど
バーゲンセールに赤が多く使われ会場が熱気に包まれたり、青信号や歩行者優先道路には安全のイメージがあったりしますよね。
イメージだけでなく色が体に与える影響もあります。赤の光は交感神経が優位になることで血管が緊張して収縮し、血流が速くなり体温が上がります。青は逆に副交感神経が優位になるため、血管が弛緩し、血流がゆっくりとなります。ですから、睡眠導入によい色とも言われます。
しかし、冬の寒い夜にせっかくお風呂で温まったのに、真っ青な寝室だったらどうでしょう。
ちょっと嫌ですよね。その時々の状況に応じて、自分に必要な色を選ぶことが大切だとわかりました。2.カラーユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、文化の違い、障害の有無によらず、誰にとってもわかりやすく、使いやすい設計のことを指します。
その中でも、カラーユニバーサルデザインは「すべての人に伝わる色使い」を意識すること。色覚異常者(色弱者)特有の見え方も考慮した、色使いをすることです。色弱者は、色の見え方が異なり、配色によっては、背景との差がなくなって見えづらくなります。色弱以外にも、目の疾患や加齢による後天的な色覚の変化から色を認識しにくくあることもあります。
最近では、JIS規格の色や、緊急救命の場で使用されているトリアージ、黒板で使用するチョークの色がカラーユニバーサルデザインに沿った色使いに変更されています。ワークショップ
心理・感情の状態がわかるカラーテスト
ルッシャー※1カラーテストを用いて、その日の心理・感情の状態を診断しました。「色彩心理学」の一つです。診断をしてもらう人は、今の心の状態で「好きな色・嫌いな色のカード」を選んでいくだけ。自分の感情やストレスの状態に気づくことができるテストです。
診断結果から、その色が示す考えや行動がわかります。診断結果から「当たっている!」「気がつかなかった。そうかもしれない」などの歓声が上がり、楽しい時間となりました。※1マックス・ルッシャー博士:スイスの心理学者
パーソナルカラー診断
今回から数人ずつパーソナルカラー診断をします!
パーソナルカラーとは、自分に似合う色=違和感がない(馴染んでいる)色です。
診断の軸は3つ①明るさ・・・輪郭の線や顔の中にできる影を見ます。
②色味の違い・・・肌の色に馴染んでいる色は?(青みが強いブルーベースor黄みが強いイエローベース)
③質感・・・顔の印象を見ます。(華やかな色:クリアor、落ち着いた:ソフト)ひとつずつチェックしながら、最も自分に調和する色の特性を見つけます。
今の心の状態がわかるカラーテスト、自分に似合う色などから、《色と向き合うことは、自分自身と向き合うこと》ということがわかる回になりました。
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- 第3回
第3回目のテーマは、「自分自身にあった必要な色や色の効果」。
自分の「好み」を客観視して分析し、色彩の効果を利用してココロとカラダの健康に役立てるカラーセラピーを学びました。カラーテスト「ONとOFF」
1.イメージを色で表してみる
シートにある言葉からイメージする色を、クレヨンで塗ります。まずは自分自身のONモードとOFFモード。その後、喜び・幸せ・楽しい・愛情・悲しみ・病気・怒り・ストレス・リラックス、9つの言葉から感じる色を塗ります。正解はないのですが「喜び」や「幸せ」は暖色を塗る人が多く、「怒り」は赤や黒を塗る人が多いそうです。
その結果をON・OFFに塗った色と比較することで、自分自身の状態を客観的に見ることができます。《怒り》赤→瞬間湯沸かしタイプの怒り 黒→フツフツと心の奥底にある怒り
《病気》グレー→精神的・紫→肉体的 病気に対する自身のイメージがわかります。ONは外の世界で頑張る自分を応援してくれる色、OFFは凸凹になった心を真円に戻してくれる色。一日の終わりには心をまん丸に戻せるカラーでリフレッシュ&リラックスすることの大切さを学びました。
ワークショップ
自分の「好き」を知る
1.言葉のイメージ
まずは自分の好きな言葉を選びます(キュート・のびのびした・エレガント・素朴・艶やか・エネルギッシュ・モダン・若々しい……など)
2.色のイメージ
次にテーブルいっぱいに広がったカラーカードから、好きな色を10枚選びます
そして選んだカラーカードの持つイメージと、好きな言葉を照らし合わせると……。概ね、好きな言葉と同じ部分に、好きな色が重なっています。これを見ると、好きなイメージや、テイストがわかります。普段何気に選んでいる、ファッションやインテリアの“ワタシの好き“を『見える化』しました。
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- 第4回
第4回目のテーマは、前回に続き「自分自身にあった必要な色や色の効果」。普段無意識に選んでいる“自分の好き”を視覚化するため、制作した「イメージボード」の発表も行いました。
色のいろんな調和の仕方
1.色と心や身体の関係
「体質と色の好みは似る」・・・冷え性の人は寒色系の色を好んでいるという研究結果もあるように、色と心身はリンクしているようです。
ヨガや東洋医学で用いるチャクラの考え方のなかでも、7つ気の通りに色がそれぞれ呼応しています。調子のよくない箇所は色のパワーが足りないか、もしくは過剰で、バランスが崩れています。色をうまく調整することで、エネルギーの流れが良くなり、心身共に健康な状態になるといいます。2.カラーセラピー(色彩療法)色の取り入れ方
- 食べ物や飲み物の色で体の中に取り入れる
- 色付きのお風呂・水につかる
- 体全体を日光浴させる
- ひとつの色を強く視覚化する
- 過剰な色を吐き出し必要な色を吸い込む
~いずれも、体に無害である、体に効くと思ってやってみることが大事です
3.戦略を持った色
これまで、色は心理に大きな影響を与えることを学んできました。普段意識していない商品のパッケージも、その商品の訴求力やターゲット層に向けた色使いがしてあります。実例を見ながら、<なぜその色なのか>の解説を聞きました。
※パッケージには消費者保護の観点から、様々な規制も多いそうです。
ワークショップ
色あつめ
~あなたのカバンの中には何色が入っていますか?~
鞄の中のものを出してみて、同系の色の仲間をまとめ、正方形に収まるように並べます。並べてみて違和感のある色は外し、足りない色がある場合は、お隣から借りてみたり、コンビニで買い足したりして調和を取りました。最後に俯瞰で写真をパシャリ。ワタシだけの色の世界が出来上がりました! -
- 第5回
第5回目のテーマは、「対人関係での色の使い方」。カラーコミュニケーションについてです。年代によって好まれる色使いや、トレンドカラー(流行色)、人に伝えるための読みやすさ、見やすさに関係する色などを事例と合わせて学びました。
カラーコミュニケーション
1.好まれる色
若い女性の好む色はピンクだというイメージが多くの人にありますが、実際にはどうでしょう。年齢層において好まれる色、色の組み合わせとその理由について学びました。
2.トレンドカラー(流行予測色)
毎年、毎シーズンを象徴するカラーは、インターカラー(国際流行色委員会)が、2年後に流行するカラーを決めるそうです。また、世界とは別に日本だけの流行色もあるそうです。流行って作られるんですね。
3.誘目性・視認性・可読性
誘目性とは、意識していない人に注目させ発見させやすくする、注意を引きつける度合いのこと。視認性とは、目で見たときの見やすさ、可読性とは、文字の読みやすさの度合いです。
商品を販売する際にも、トレンドやターゲットが好む色の他、これらの表現が重要になってくるということがわかりました。
4.審美眼を養う
違和感をなくす!
色を使って印象をコントロールできるようになれば、インテリアやファッションがより楽しくなります。
POINT.1 色の属性を合わせる
POINT.2 大きな色で包む
同系色でなくても、同じトーンでまとめる。煩雑になりやすいキッチンツールなども色を決めて統一する、または、必要なものだけ色を変えるなどする。そうすることで、買い物の際の迷いも消え時短になりますね。
日々の暮らしにも役立つ学びが"カラーコミュニケーション"にはたくさんありました。
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- 第6回
第6回目は、「カラフルティーパーティ」と題して、一般参加のゲストを迎えての卒業イベントです。これまで学んだ内容のダイジェスト講座と、部員がこの講座で身につけたカラーテストをゲストに向けて行いました。カラーテストでわかった “今の自分に必要な色”を補うカラフルなスイーツでのティータイム、色にまつわるクイズ大会などで交流を深め、今回の全講座を終了しました。
「ココロカラフル部」は、色彩心理やカラーユニバーサルデザイン、色が心や身体に与える影響、カラーコミュニケーションなど、日常で役立つプラスの学びを深めました。
「カラフル・ティーパーティ」募集要項
- 日時
- 2023年11月21日(火)
13:30~15:30 受付は12:30から
- 参加費
- 500円(災害復興支援に寄付いたします)
- 場所
- 株式会社明治産業
(福岡市中央区薬院1-14-5MG薬院ビル4F)
- 定員
- 10名程度
- 応募方法
- 応募フォームよりお申込みください。
第21期「ココロカラフル部」募集要項
- 活動内容
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カラー講座(全6回・卒業発表イベント・SNSなどでの発信など)
プロ講師による講座、グループワークに参加できます。
- 応募条件
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- 福岡県近郊にお住まいの方で、「ココロカラフル部」にチャレンジしてみたい方
- 「ココロカラフル部」部員として、仲間と楽しく活動できる方
- 自分の暮らしにプラスを見つける!という前向きな方
- 公式ブログの記事やSNSを通しての情報発信をしていただける方
- パソコンの基本操作、メールでのやりとりが可能な方
- 下記の活動日(全6回)全てに参加できる方
- 活動日
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全6回
2023年
9月12日(火)・9月26日(火)・10月10日(火)
10月24日(火)・11月7日(火)・11月21日(火)
14:00~16:00
※11月21日のみ場所・時間変更の可能性あり
- 会場
- 株式会社明治産業・会議室(福岡市中央区薬院1-14-5MG薬院ビル4F)
https://www.meiji-sangyo.co.jp/
- 募集人数
- 10名程度
(応募多数の場合は、抽選になります)
- 参加費
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1回500円
※初回に6回分(3,000円)をお支払いいただきます。
※参加費は、災害復興のための資金として寄付いたします。
- 応募方法
- 応募フォームよりお申込みください。
- 託児
- 一歳以上の託児有(1人500円)
※事前お申込みが必要です。
- 締め切り
- 2023年8月31日(木)当日まで
- 久保田みき先生
- カラープライマリー代表
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色彩心理、色彩調和をベースに「なぜこの色なのか」を論理的に提案。
専門学校・カルチャースクールでは色の持つ力が仕事や暮らしにどう役立つか伝えている。
カラーコンサル事務所で勤務後、2人目の出産を機に独立。二人の娘と夫の4人家族。